
こんにちは、
訪問看護ステーションピースです。
開設当初から関わらせていただいていたご利用者さまが、このたび施設へ入所され、訪問看護は終了となりました。
認知機能の低下はありましたが、私のことはいつも覚えていてくださり、訪問のたびにとても喜んでくださっていました。
新しい環境はやはり大きな変化です。
他の方をなかなか受け入れられず、馴染めない日々。
易怒的になったり、拒否的になったり、落ち着かない様子が続いていると、ご家族からご連絡をいただきました。
「もしかしたら、〇〇さんの声を聴いたら落ち着くかもしれません、一度電話でお話してもらえませんか」と。
訪問看護は終了しています。
けれど、これまで重ねてきた時間があります。
少しでも安心につながるのなら…と、電話をかけました。
受話器の向こうから聞こえた声は、穏やかで、そしてとても嬉しそうでした。
「覚えとるよ、忘れないよ」
その一言に、胸がじんわりと温かくなりました。
後日、ご家族からもご連絡をいただきました。
「とても喜んでいました。あのあと少し穏やかになって、落ち着いて過ごせました」と。
一期一会。
けれど、その“ひととき”は、確かに心に残り続けるものなのだと感じます。
人と人とのつながり。
時間をかけて育まれる絆。
それは、制度や契約が終わっても、ふとした瞬間に力をくれるものなのかもしれません。
訪問看護ピースは、ただ医療やケアを届けるだけでなく、
「その人らしく安心して過ごせる時間」を大切にしています。
これからも、一つひとつの出会いを大切に、
心に寄り添う看護を続けていきたいと思います。