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月別アーカイブ: 2026年6月

✨こころに彩りがもどるまで✨

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こんにちは、
訪問看護ステーションピースです🌈

一つ、紹介させてください。

訪問看護が始まる少し前まで、その方は長い間、つらい日々を過ごされていました。
季節の移り変わりや気温の変化、肌に触れる風の心地よさ、窓から見えるお天気、流れる時間……。
以前なら自然に感じていた小さな幸せにも、ゆっくり目を向ける余裕がなく、ただ毎日を過ごすことに精一杯でした。
鏡を見ることも嫌になり、
おしゃれをする気持ちもなくなり、
外へ出ることも億劫になっていました。
頭の中には不安や心配、マイナスな考えばかりが浮かび、こころもからだも疲れ果ててしまっていたのでしょう…

けれど、本来のその方は、とても活動的で、楽しむことが大好きな方でした。
お友だちと集まって小物づくりをしたり、折り紙を楽しんだり。
ピアノを習い、歌を歌い、庭では季節のお花を育て、家庭菜園にも取り組まれていました。

「誰かにゆっくり話を聴いてほしい」
「誰かにそばにいてほしい」
「今の不安な気持ちを誰かに話したい」
そんな思いを抱えながら、訪問看護の利用が始まりました。
私たちは、何かを急いで変えようとするのではなく、その方の気持ちに寄り添いながら、ゆっくりお話を聴く時間を大切にしました。

小さな変化を一緒に喜びながら、少しずつ、少しずつ……。
少しずつ笑顔が増えていきました。

今では鏡を見ることも、お化粧をすることも、おしゃれを楽しむこともできるようになりました。
お友だちとの時間を楽しみ、折り紙をしたり、再びピアノの習い事へ通ったり、歌を歌ったり。
以前のように「好きなことを楽しむ時間」がゆっくりゆっくり戻ってきています。

そして最近、とても素敵な場面がありました。
庭に咲いたお花を丁寧に摘み、部屋や床の間、仏壇、玄関へと美しく飾られていました。
「梅雨にぴったりでしょ」
そう話されながら、嬉しそうに見せてくださる笑顔。
そのお花の生け方は本当に素敵で、お花一つひとつを大切にされていることが伝わってきます。

毎日の暮らしの中に、彩りが戻ってきたこと。
小さな幸せを感じられる時間が増えたこと。
それは、その方がもともと持っていた「自分らしさ」が、少しずつ花開いてきた証なのだと思います。

こころが元気になるためには、安心して話せる場所や、寄り添ってくれる存在が必要なことがあります。
訪問看護ステーションピースでは、身体のケアだけでなく、その方のこころの声にも耳を傾け、その人らしい毎日を一緒に探していきます。
「誰かに話を聴いてほしい」
「少しでも前向きな気持ちを取り戻したい」
そんな思いを大切にしながら、私たちはご自宅で安心して過ごせる時間を支えていきます。

あなたの暮らしにも、もう一度たくさんの彩りが広がりますように。
訪問看護ステーションピースは、いつでもそばに寄り添う存在でありたいと思っています。